Ubuntu系 ディストリビューション開発に革命を!! Live Ubuntu Build Systemの紹介

Fascode

スポンサーリンク

挨拶

みなさんこんにちは広報担当のなおこです。

今回はFascodeNetworkが開発した革命的ソフトウェア、
Live Ubuntu Build System、通称LUBSをご紹介します。

Live Ubuntu Build Systemとは

LUBSはAlterLinuxのビルドスクリプトを参考にUbuntuに移植したものです。

いままではUbuntu系のオペレーションシステムをカスタマイズするにはVirtualBoxを使って構築したあとにBodhiBuilder、Remastersys、Pinguy Builderなどを利用して書き出す方法がメジャーでした。

ですが、その場合ソースコードの開示がしにくくGPLライセンス違反を起こしかねない状態になっていました。

その対策としてLive Ubuntu Build System、略してLUBSを開発しています

LUBSはいちからUbuntuを構築し、ビルドするスクリプトです。
(ディレクトリ内に自動でCLIのみの最小限のUbuntuをインストールします)

全てテキストベースの設定ファイルを使用するためGitでソースコード管理ができるようになります。

ディストリビューション開発に特化していてなるべく軽量化を行うように設計されています。

もちろんカスタマイズの幅が限定されるということはなく、今まで以上に自由にカスタマイズを行えます。

更に、設定を全てテキストで管理するため「Xfce版以外にLxde版も欲しい」という場合にも簡単に開発できます。

低スペックなパソコンを使っている方には、「仮想環境を立ち上げると重くなってしまう」といった理由でカスタマイズOS制作を断念した方もいらっしゃると思います。 そのような方にもおすすめしたいソフトウェアです(ビルドには時間がかかるけどね)

LUBSの使い方

前提条件の準備

前提条件としてUbuntuやUbuntu Flavours等をインストールしておいてください。

必要なソフトウェアをインストール

次に下記のコマンドでISOビルドに必要なソフトウェアをインストールしていきます。

sudo apt-get install binutils debootstrap squashfs-tools xorriso grub-pc-bin grub-efi-amd64-bin mtools arch-install-scripts git

LUBSを使ってみる

次にLUBSをダウンロードします。

git clone https://github.com/FascodeNet/LUBS.git LUBS/
cd ./LUBS

設定ファイルを書きカスタマイズを行うには少し知識が必要なので、今回は既に構築された設定ファイルを使ってビルドをしてみましょう。

sudo ./lubs serene

ビルドが完了するとSereneLinuxのイメージファイルがoutにあるはずです。

現在はまだ開発途中のアルファ版です。2020年5月18日現在では正常にビルドを行えない事を確認しています。安定版リリースまでもうしばらくお待ち下さい。

最後に

皆さんで好きなようにカスタマイズをしてオリジナルのLinuxディストリビューションを作っていきましょう!

FascodeNetworkが開発したLUBSのご紹介でした。

余談

かなりどうでもいい話ですが、LUBSは中学校に遅刻しそうだったハヤオが自転車を全力で走らせているときにふと閃いたものです。無事に遅刻しました。

LUBS関連リンク

LUBSプロジェクトリーダー

mk-linux419

LUBS 開発メンバー

mk-linux419

hayao0819

LUBS デザイン担当

tukutun

LUBS GitHub https://github.com/FascodeNet/LUBS

コメント

  1. 中野三玖 より:

    この手順通り問題無くインストールしましたが、
    sudo ./lubs sereneを実行しても、何も表示されません。
    ubuntuのisoはどこに入れるのでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました