こんにちは、山田ハヤオです。
先日GIGAZINEでこんな記事を見つけました。
Windowsから脱却するためにLinuxベースの独自OSが中国で開発されている
どうやら中国ではDeepinをベースに新しいDebian派生OSを開発しているようなので実際にダウンロード、インストールして試してみました。
ダウンロード
怪しい翻訳ですが日本語のページが有りますのでそちらからダウンロードします。
ダウンロードページへ移動する(リンクへアクセスする場合は自己責任でお願いします)
仮想マシンを作成
今回はArchLinux上に仮想マシン(今回はVirtualBoxを使用)を使用してインストールしていきます。
ちゃちゃっと仮想マシンを作成しちゃいます。設定はホストマシンの性能と相談してくださいね。
仮想マシンにインストール
仮想マシンを作成してダウンロードしたイメージファイルをセットしたら起動です!
ちょっとDebian感が漂いますが綺麗な背景と配色です。
これがブート画面です。かなり綺麗ですね。こういう青と緑の配色は大好きです。
デスクトップが表示されるのかと思いきやいきなりインストーラが起動しました。
どうやら独自のインストーラのようです。LinuxのインストーラといえばUbiquity1UbuntuのインストーラやCalamares2AlterLinuxのインストーラが有名ですが、どちらも採用してないようです。
下の方に行くと日本語が…
ありましたね。
下のチェックボックスは「ライセンスに同意したよ」という奴なのでチェックを入れましょう。
おっと、UOSが仮想マシンであることを検出したようです。
意訳すると「仮想マシン使ってるやんけ。実機に入れたほうが速いよ!」という意味なのですが、今回はそのまま続行します。この警告はUbiquityなどにはないですね。
さっき日本語を選択したのですが、インストーラはまだ翻訳されていないようです。
「インストールの準備ができました」と書いてあります。パーティションの選択などはありませんでしたね…
インストールが開始されました。いろいろスライドで紹介してくれています。
インストールが終わると再起動するように言われますのでおとなしく従って再起動します。
初期設定
再起動するとGrubが起動します。テーマがかっこいいですね。
タイムゾーンの設定です。日本をクリックするとTokyoに設定できます。
ユーザーアカウントの設定です。いろいろ項目を入力して「Next」をクリックします。
起動するとかっこいいログイン画面が表示されます。先程設定したパスワードを使用してログインしてください。
中途半端に日本語化されていますね。
「効果モード」はウィンドウなどにアニメーションが付いてヌルヌルになるモードです。
「ノーマルモード」はエフェクトなどがつかないモードです。
仮想環境では効果モードを選択してもエフェクト等がありませんでした。
デスクトップが表示され更にウィンドウが表示されるので「次へ」をクリックします。
このあたりからは日本語化されているようです。
先程の「効果モード」と「ノーマルモード」の設定がまた出てきました。
どうやらまだUOSとDeepinの最適化ができていないようです。まだまだベータですね。
アイコンテーマの選択です。好きなやつを選択しましょう。
これで初期設定が全て完了し使用可能になります。お疲れ様でした。
実際に使ってみる
起動したデスクトップはこんな感じです。
起動した後のUIなどは日本語化されていました。
WindowsのようなUIです。スタートメニューもWIndowsXPなどと似たような構成になっています。
以下は仮想デスクトップ切り替えのウィンドウです。MateやXfceはボタンによる切り替えなどしかありませんが、DeepinにはGnomeやWindows10のようなものが付いています。
設定です。これはGnomeの設定に近いですね。本家のDeepinは全てサイドバーで設定を行うのですが、これはUOSオリジナルのようです。
日本語入力等はデフォルトではできませんでしたが、Fcitxを導入することで利用できるようになります。
最後に
いかがだったでしょうか?まだまだUOSはベータで日本語化がうまくいっていませんでしたが、本家Deepinよりも使いやすく、インストーラも非常に綺麗で簡単でした。
スペックに余裕のあるマシンに入れてみてはいかがでしょうか。
コメント
UOSもandroidアプリと一部互換性はありますか?
本家のDeepinはあったと思うのですが。