こんにちは。infoengine1337です。
今回は、Aviutlのパッケージマネージャである「apm」について解説をしていきたいと思います。
はじめに
突然ですが、皆さんはAviutlを使ったことがありますか?
老舗の動画編集ソフトで有志による大量の無償拡張機能が作成されており、スクリプトやプラグイン群を使いこなすことでかなり高度な編集をすることが可能なソフトウェアです。
しかし、スクリプトやプラグインの情報源が極度に分散し、どのように導入すればよいのかわからないパッケージも多い現状…
そんな現状に一石を投じるべく、有志グループによってAviutlのパッケージマネージャが開発されたのです!
そのパッケージマネージャの名前が”apm”。では、さっそく使い方を見ていきましょう。
使い方
まず起動した後は「Aviutl」タブが開かれているかと思います。このタブよりAviutl本体と拡張編集をインストールすることが可能です。
全くまっさらなところからAviutlをインストールし、環境を構築することを推奨します。
既存のAviutlをapmにて管理することもできますが、多少手間がかかるため、新しくインストールしてしまったほうが得策です。
こんな感じの画面が出てきました。おすすめインストールでまとめてインストールすることもできますし、Aviutlと拡張編集を別々にインストールすることもできます。
続いて「プラグイン&スクリプト」タブを確認してみましょう。
いろいろなエフェクトを確認することができますね。
名前順にソートしていても良いのですが、同開発者のパッケージをまとめて見れるほうが便利であるため、右上の設定から開発者順にソートすることをお勧めします。
このように選択してから、右上のインストールボタンを押すとインストールされます。
場合によっては即座にダウンロードされず、ダウンロードページでダウンロードボタンをクリックする工程を必要とする場合があります(というか、そちらのほうが多い)。
正しいダウンロードリンクをクリックすれば正常にインストールが完了するはずです。
以上で大体の使い方解説は終わりです。
インストールしたパッケージの管理
インストールされたパッケージは、Aviutlディレクトリの「apm.json」ファイルに書き連ねられます。
jsonファイルなので、普通にメモ帳で確認することが可能です。
また、このjsonを配布することで自分のインストールしたパッケージを他人に伝えられるため、
スクリプトやプラグインの再配布を行わず、別のユーザに環境を再現してもらえる
といううれしいメリットがあります!
では、実際にやってみましょう。
自分の使っているapm.jsonファイルを共有します。
(注意: 編集を便利にするプラグイン群は一応ほとんど網羅していますが、エフェクト等のアニメーション効果スクリプトの類は全く含まれていません!)
こちらのパッケージリストにあるプラグインを、まっさらなAviutlにインストールしようと思います。
まずはAviutlを導入するディレクトリにapm.jsonをダウンロードして配置します。
続いてapmで、先ほど作成したディレクトリのパスを指定します。
ここで下二つより、Aviutlと拡張編集をインストール。
次に「プラグイン&スクリプト」タブに移動します。
ここで、左上の絞り込みタブより、「インストール済み」を選択します。
すると、下のようにapm.jsonに記載してあるパッケージのみが表示されるはずです。
あとはこれらを一つ一つインストールしていけば終了です。
これだけで、一応つよつよAviutl環境が作成できるはず・・・!!!???
終わりに
いかがでしたか?
Aviutlのパッケージ群が溢れかえる問題を解決すべく、このようなアプローチが取られているというのはなかなかありがたいです。開発者さんの行動力に感服です!
apmの開発をしているteam-apmは、
mitosagi氏(https://github.com/mitosagi) や
yumetodo氏(https://github.com/yumetodo)、
その他複数名で開発や保守を進めているようです。
興味がおありでしたら、是非ホームページをご覧になってください。
https://team-apm.github.io/apm/
また、apmはまだまだ発展途上であり、足りていないパッケージも存在します。
リポジトリに追加申請を行うのも大歓迎です。
この記事が好評でしたら、apmのパッケージ申請を行う方法もブログにまとめます。
では、皆さんも是非 よいutlライフを~!!infoengine1337でした!
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