どうも、@infoengine1337です。 つい最近、新たにFascode Networkに加入しました! というわけでブログを執筆しています。頑張っていきたいと思います~~
Fascode Networkに加入する以前はAlter Linuxのフォークディストロとして「UhuruOS」というものを開発していました。
今回はそのディストロの解説をしていきたいと思います。
Uhuru OSの概要
UhuruOSはセキュリティ診断やプライバシー保護を目的としたいくつかのエディションを持つ、Alter Linux派生ディストロです。 といっても親ディストロはAlterに限るものではなく、
- ベースディストロはArch Linux
- デザインやシェルの設定などはAlter Linux
- 導入リポジトリはManjaro Linuxのもの
となっています。 加えて、BlackArchリポジトリがプリインストールされており、pacmanを用いて簡単にセキュリティ診断ツールの導入が可能となっています。 更に、Loid Editionでは高度なプライバシー保護の目的達成のため、obscurixから一部のバイナリを移植する予定です。
Githubのリポジトリはこちらです。
こんな感じのデスクトップが立ち上がります。
余談ですが、Uhuruという名前はキリマンジャロ山の最高地点の命名を元にしています。”自由”という意味ですね~。このディストロも皆さんに自由を与えられたら幸いですね(笑
主な機能
Uhuru OSは元々自分が使う用のディストロであったこともあり、改造の流れとしては
- 自分の使わないパッケージの削除
- Manjaroリポジトリへの換装
- それに伴うAlter依存パッケージの差し替え
を流れとして立てて作業を行っていました。
1については、 chromiumやlibreoffice、VLC等のアプリケーションを削除したり、CLIのWebサーバパッケージや圧縮形式パッケージを削除し、最小限のアプリケーション環境になるよう心がけました。
3についてはlightdmをwebkit2-greetetから通常のgtk-greeterに換装したり、plymouth機能を外したりしています。またreflector等も無効化されています。この過程でautologin機能を外してしまったり、色々なプログラムがAlterと異なる動作になっていたりします。
気が向いたらautologin機能は戻そうかと思っています(plymouthはするかわからん…)
2については、Manjaroリポジトリをpacman.confのmirrorlistに追加し、Manjaroの最新Linuxカーネルであるlinux518をカーネルの選択肢に加え入れました。その他の点では特にこれといった変更はされていないと思います。
その他、UhuruOS特有のメッセージや画面、画像アイコン等をAlterから換装して今の状態に至ります。採用しているテーマはMidnight-BlueNightというものです。
今後の開発予定
今後の開発予定としては、まだ出来ていないLoid Editionの実装と、ソースコードがまだ汚いのでそれの修正、ライセンスをもっとしっかりしておくこと、あとは改造をしたときに汚くなっているコードを戻してキレイにしたい…というのを見据えています。 UhuruOSをビルドする為のDockerfileも存在しています。また、Github Actionsでビルドを自動化するためのyamlを書こうと思っています。 Github Actionsに詳しい方がいればご教授下さると嬉しいです。 また、Uhuru OSはISOイメージをホストしてくださる方を探しています。もし興味があればご一報ください。
終わりに
読んでいただきありがとうございました! 次回はUhuruOSのEditionの違いについて解説していきたいと思います。
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