Arch Linux使いがMacBook Proを買った話

Mac OS

こんにちは、山田ハヤオです。最近MacBook Pro 2020を買いました。

もともとAppleはあまり好きじゃなかったのですが、学校で使うためのノートPCがほしくなり、M1チップのパワーと省電力さが話題になっていたので買ってしまいました。

ということでいろいろ気になったことを書いていこうと思います。

MacBook Pro
M3、M3 ProまたはM3 Maxチップを搭載したMacBook Pro。最大22時間使えるバッテリー。世界最高のノートブックディスプレイ。新色のスペースブラックも登場。
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MacBookのハードウェアに関して

軽くて薄い

今まで使っていたノートPCがIvy世代のNECのノートだったので、薄さと軽さに驚きました。

ぶっちゃけ折ってしまわないか心配…

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キーボードがわからない

最初は日本語入力ができませんでした。英語でツイートしてましたもん。

全角半角キーがないという文化に衝撃を受けました。今でもこの違いはたまに困ります。

Commandキーを初めて使ったのですがソフトによってControlだったりCommandだったりOptionだったり苦労しています。Appleはわざわざこの部分を独自にするメリットはあるのだろうか…

個人的にはHOMEキーとENDキーがないのがとてもつらいです。

Touch Barが面白い

Youtubeで全画面で動画を再生したまま音量や明るさを変えられるのでとても便利でした。

これのためだけにMacBookProにしてよかったって思ってます。

Siriは全く使わないけどコルタナさんより遥かに優秀ですね。

タッチパッドが使いやすい

最近のノートPCはみんなそうなのかもしれませんが自分が持ってる古いPCより遥かになめらかですね。にしても右クリックがないのは未だに違和感がある‥

発熱がない

移動先で寒くてPCの排熱であたたまろうとしたら冷たかったです。発熱ないなんで…

Qemuで仮想マシン動かしたりPythonで画像を出力してCPUが100%になっても排熱ほぼない

これがArmアーキテクチャCPUの本気の力かと思った。

ディスプレイが高解像度すぎる

今まで自分はFullHDの1920×1080までしか使ったことがなかった(何ならノートは1366×768だった)

なので解像度を設定したときに文字が小さくて何も見えなかった。高校生なのに…

そんなわけで今は最低解像度で使っている。ハードウェアの無駄遣い。申し訳ない。

14インチ買ってれば少しは違ったのかな。ハードウェアの進化に人類が追いついていない。

Chromeのタブとかめちゃくちゃ小さくなってるからね。やばいよこれ。

メインPCが1280×1024の人間に2560×1600はあまりにも早すぎた。

イヤホンジャックがある

AppleのことだからType-C1つしかないんだろって思ってたらType-Cが2つもあるしイヤホンジャックもあって感動してしまった。しかもTouch IDまであった。すごい。

Appleはまだイヤホンジャックを製造する技術を失っていなかったんだなって感動した。

他のメーカーでここまで薄くてイヤホンジャックがあるものってあるのかな

アクセサリーが高い

さすが富豪向けAppleだけあってアクセサリーがとても高い。

フィルムとかカバーは非公式のやつを買ったがそれでもケースとフィルムで4kもした。

スマホ基準で考えているのが行けないのかな…それともApple系だから仕方がないのかな…

恐ろしいほどバッテリーが持つ

20時間ぶっ通しで使ったがまだ20%ほど余っていた。底なしだろこれ

たぶん24時間くらいなら余裕で使えるし、2時間明るさ最大で映画を見ても7%しか減らなかった。

バッテリー持ちなら間違いなく最強だと思う。この点はまじで買って正解だった。

ARMアーキテクチャに関して

Intel系のアプリについて

IntelアプリかNativeアプリかは何も考えなくても使える。すごい。

勝手にOSが判断してエミュレータ(ロゼッタ2)で起動してくれる。

というか最近のMacのアプリはだいたいARMにネイティブで対応してた。

PPCアプリが実行できない

流石にARMアーキテクチャ上でPowerPCアプリの互換性を維持することは諦めたようで、いくつかのレガシーなものが実行できなかった。仮想環境を構築すればできるのかな。

流石にここに関しては仕方ないきもしている。むしろあそこまでの互換性を保っているWindowsが異常。

そうに考えるとMacはPowerPC→x86→ARMと2度のアーキテクチャ変更を経てるのか。

いやOS 9以前はもっといろいろあったのか?Macの歴史には詳しくないのでどうにもわからん。

やっぱり実行できないアプリがある

やはりエミュレータは完全じゃないようで、Virtualboxは動かなかった。

Vmware Fusionもなんか微妙だったので仮想化は諦めるしかなさそう…

あとはParallelsを買うしか無いのか…高いのであまり買いたくない。

でもQemuは動かせた。クソ遅いけど。

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MacBookのソフトウェアに関して

Bash等のコマンドラインツールが古い

いつものようにシェルスクリプトを書いたらreadarrayでエラーが出て、詳しく調べたらBash 3.xだった。流石に更新したほうが良いのでは????どうして最新じゃないのか甚だ謎。

Pythonも2だったしbrewで色々入れないといけなかった。大変。

GNU系とBSD系で微妙に違う

findやxargs、getoptなどでGNUとBSDで実装が違って、BSD系は機能が少ない気がする。

Linux系で使えたオプションがBSDで使えないなんてこともあって苦労した。

Linuxと同じと思って使おうとすると痛い目を見る。

GUIの完成度が高い

デザインがきれいで洗練している。Plasmaのカオスとは対照的だし、Xfceみたいなシンプルとも違う。

いい感じのバランスで完成度は非常に高い。ただ、カスタマイズは壊滅的なのが残念。

アプリの完成度が高い

Linuxと違ってアプリというか界隈全体の完成度が高い。

やはりユーザーが多いとそのぶん安定するようになるのだろうか。

こういうところは一生Linux系デスクトップが勝てない部分だと思う。

主要な外部ツールは使える

GitKrakenとかVScodeとか、lsdとかPowerLineとか、Linuxで動くもののほとんどはMacでも動く。

なので特定のアプリのMac版場なくて困ったというのはほとんどない。良い。

Finderでシステムがあまりにも隠蔽されている

ターミナルから/を覗いたときとFInder(Explorer)で見たときにあまりにも違いがある。

Appleらしいといえばらしいが、ちょっと混乱してしまう。

良い意味でも悪い良いでもさすがAppleだと思った。

.DS_Storeを今すぐに廃止しろ

Finderでディレクトリを開くと.DS_Storeという隠しファイルが作成される。

表示に関する情報を保存しているようだがまじで邪魔。

.gitignoreに片っ端から.DS_Storeを追加していく地獄の作業に追われた。

もしかしたらAppleはGitというものの存在を知らないのかもしれない。

カスタマイズができない

Windowsではレジストリとかグループポリシーで細く設定できるし、Linuxなんてそれこそ自由だが、Macには恐ろしいほど自由がない。どこに設定を保存しているんだ??レジストリやDconfみたいなデータベースはないのか?Macはシステムをいじって改造というのが全くできない。

これも非常にAppleらしいが、もう少しいじれてもいいと思う。何なんだ。

結論

MacBookの完成度は非常に高かった。特にバッテリーもちが良い。

でもやはり自分はAppleという会社の理念と相性が悪いようで細かい部分で不満がある。

M1チップほどのクオリティのものが他に出てくれれば速攻で乗り換えるのだが、MSには期待できそうにない。残念な話だよ。

そんなわけでMacBookPro 2020の感想でした。

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