やっと受験が終わりましたLunaeです。
受験が終わった皆様、お疲れさまでした。来年・再来年に受験がある皆様、勉強しろ。
最近の悩みは花粉症がひどい事です。目と鼻とクシャミが来てます。つら…
今回はタイトル通りオープンソースライセンスの比較です。(自分用の備忘録的な意味もあります。)
かなり雑に書くので実際に使用する際にはちゃんと調べてください。
※この記事ではコピーレフトと非コピーレフトに分けて比較します。
OSSライセンスに共通すること
- ソースコード開示するよ
- 改変していいよ
- 配布していいよ
- 商用利用していいよ
- でも作者は責任をとらないよ(自己責任)
主要なコピーレフト型ライセンス
賛否両論あるコピーレフト型ライセンス達です。
コピーレフト
コピーレフト型とは?
二次著作物のライセンスを制限するライセンスの事。例えば、GPLの場合、改変して配布する場合もGPLライセンスで配布しなければなりません。
GPL
正式名称は”GNU General Public License”
「コピーレフトと言えばこれ」Linuxカーネルもこれでライセンスされていますね。
Linuxカーネルを使用しているSereneLinuxやAlter LinuxはもちろんGPLです。
AGPL
正式名称は”GNU Affero General Public License”
GPLを「強化した」もの。
インターネット経由で使用(Webアプリケーション等)するユーザーにもソースコードを開示しなければならない。
コピーレフト界最強のライセンス。
LGPL
正式名称は”GNU Lesser General Public License”。「準コピーレフト型」とも呼ばれるものです。
GPLの制限を「やや緩めた」ライセンスです。
簡単に言うと「ソフトウェアの中に組み込む場合はLGPLでライセンスしないと駄目だけど、別々に用意して必要な時に呼び出すなら何でもいいよ」というライセンスです。
主要な非コピーレフト型ライセンス
非コピーレフト型とは?
名前の通り二次著作物のライセンスを制限しないライセンスの事。「BSDスタイル」とも呼ばれる事もあります。
BSD Licence
“Berkeley Software Distribution License”の略。
BSDライセンスには、初期の「オリジナル」BSDライセンスと「修正」BSDライセンスの二種類があります。「オリジナル」には宣伝条項があるのに対して「修正」には宣伝条項がありません。現在では「オリジナル」はあまり使われていませんから気にする必要はほぼ無いです。
著作権の表示を消さなければ何に使ってもいいよ、というライセンスです。
Apache Licence
Apacheライセンスのコードが使われている事を明記すれば何に使ってもいいよ、というライセンスです。
このライセンスに関して、特筆すべき事として、「作者は使用者に特許の利用を許諾する」旨の記述があります。後から特許使用料の請求などが出来ない様にするためです。
MIT
最近流行りのライセンスです。至る所で見かけます。
基本的にBSDと同じ(≓著作権の表示をすれば何に使っても良い)です。(正確には著作権の表示箇所など微妙な違いはありますが)
WTFPL
正式名称は”Do What The Fuck You Want To Public License”です。語感を尊重しつつ翻訳すると「好きにしやがれクソッタレライセンス」といった感じです。
実質的にはパブリックドメインと同等です。
日本を含む一部の国では法律の関係上パブリックドメインにする事が難しいのですが、これを採用することでパブリックドメインと同様に扱う事が出来ます。
ですので、著作権表示は要りませんし、コピーレフトの様な制限もありません。
どれにすれば良いのか
答えはありません。どのライセンスも一長一短です。
個人的な「推し」を挙げるならば、MITでしょうか。(コピーレフトは嫌いなので)
まとめ
オープンソースライセンスにも様々な種類があります。知らず知らずの内に違反していませんか?これらのライセンスは当然ながら法的な拘束力を持ちます。もし違反しているのであれば、公開を中止した方が良いです。訴えられる可能性だってありますよ。
余談ですが、カスタムLinux・Linuxディストリビューションを公開する際にはくれぐれも以下の点に気をつけてください。
- ソースコードを開示出来る様にする
- 二次配布してはいけないソフトを混入させない
- 個人情報の混入に気をつける
追記
OSSライセンスの比較表を見つけました。こんな記事を読むくらいならこれを見た方が手っ取り早いです。
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