こんにちは、山田ハヤオです。
Arch Linuxで使えるGUIのパッケージマネージャのPamacについて紹介します。
Pamacとは
Arch Linux派生の有名なディストリビューションに「Manjaro」があります。Arch Linuxの技術をベースに安定性と簡単さを向上させたものです。
そのManjaroの開発チームが作ったのが「Pamac」です。
PamacはGUIのアプリストアで、コマンドを入力すること無くパッケージの追加や削除を行うことができます。
Manjaro用に開発されましたが、少し手を加えればArch系のOS(AlterやManjaroなど)で動作します。
現にx86_64のAlter Linuxには既にインストールされています。
でも俺CLI派なんだけど
大丈夫です。私もです。
というかArchを使ってる人なんてみんなそんなもんです。
(本末転倒な発言)
Pamacはインストールしておくだけで、パッケージの更新を通知してくれるので、それだけでも便利です。
pamacをインストールしよう
AURからpamacをインストールします。
ただし、AUR上には複数のバージョンのpamacが公開されているので困惑する人も多いと思います。
Flatpakなどの特殊なパッケージも使いたい場合はpamac-all
、それ以外の場合はpamac-aur
をインストールしましょう。
$ yay -S pamac-aur
使い方
アプリケーションメニューから起動するか、pamac-manager
とコマンドを打って起動します。
カテゴリを利用していろんなソフトを追加してみましょう。
不具合が発生したら?
今記事を書いてる2020年1月7日現在の最新バージョン(10.0.4)では問題は発生していませんが、過去の9.xではよく問題が発生していました。
具体的には「カテゴリが空になってしまってパッケージの一覧が表示されない」というあまりにも重大な問題です。
この場合はバグが修正されたパッケージがAURに公開されているのでそちらをインストールします。
$ yay --useask -S archlinux-appstream-data-pamac
Zshを使っている方へ
Zshを使っている場合はPamacのシェル補完を利用できます。
せっかくなのでインストールしましょう。
$ yay -S pamac-zsh-completions
最後に
パッケージの検索もインストールも、全部CLIのほうが柔軟にできるのでそっちのほうが良いと思います(元も子もない発言)
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