こんにちは、山田ハヤオです。今回は真面目です。
Alter Linuxをリリースするときはいつもコード確認とビルドとアップロードで力尽きてブログを別の人に任せるんですが今回は余力があるので自分で書きます。
では改めて、Alter Linux RC2(リリース候補2)を公開しました!
今回はRC1のバグ修正とArchisoのマージがメインで新機能とかはあまりありません。
特徴
- QtソフトウェアでGTKテーマを使用し、見た目を統一
- Zshの履歴表示を強化
- Archiso v45とv46の変更をマージ
今まではずっとArchiso 44をベースに開発を行っていました。
Qtアプリの見た目に関しては実際に使ってみたほうがよく解ると思います。
Alter Linux RC1以前でQtの見た目を統一する方法を近々解説するのでお楽しみに!
今後について
変更点をだらだらまとめる前に、これからについての重大なおはなしが有ります。
今までAlter Linuxは主に「Alter ISO 2」というバージョンをメインに開発を進めていました。
そして最近、様々な機能1正直多すぎて自分でも把握しきれてないを追加し仕様が大きく変更された「Alter ISO 3」を開発していました。
Alter ISO 3ではソースコード全体の整理し、チャンネル2パッケージとか設定とかを詰め込んだプロファイル。Arch Linux派生を簡単に開発できるでのより柔軟なカスタマイズができるようになります。
今回のRC2を機に「Alter ISO 2」の開発をほぼ終了し、完全に3に移行する予定です。
既に長らくalteriso-3-mainline
で開発されていた3が中心ブランチのdev-stableにマージされています。
Alter ISO 3ではGnomeエディションやXfce-Proなども開発中ですので最新情報をお待ち下さい。
変更点
GitHubのリリースノートにちょっとだけ追記したやつを以下に載せておきます。
i3wm
ここは全てわたすけ氏の担当ですね。
現状,おそらくi3wmチャンネルのみ,Qt及びGTKテーマが適用されていない状態です。次のリリースまでには頑張ろうと思います。
- #165 を修正
- #178 を修正
i3-lock
の自動起動を削除exec
とexec_always
(https://0e0.pw/Faex)- 背景を設定するソフトウェアを変更
- #137 を修正
背景を設定するソフトウェアについて,今までfehを使っていましたが,nitrogenに乗り換えました。
これにより,背景の変更をGUIで簡単に行うことが出来るようになりました。これに伴いドキュメントも多少変更しています。
他はバグ修正と,動作の微調整程度です。
全てのGUIチャンネル
Xfce、LXDE、Cinnamon、i3wmで共通の変更点です。
zsh-history-substring-search
を追加qt5ct
を追加しQtアプリケーションのテーマを統一i686
でsmbclient
とlibwbclient
が競合する問題を修正
全体
archiso v45
の変更をマージarchiso v46
の変更をマージ- ファイルの余分な空白を削除(Thanks @conao3)
ビルドスクリプト(AlterISO)
- AMDのマイクロコードのライセンスのパスを修正
root
ユーザーの作成が不完全だった問題を修正- CalamaresのOS名に関する問題を修正
i686
でビルドする際のエラーを修正efiboot.img
のサイズを拡大
その他
- ドキュメントの更新
AlterLinux
の表記をAlter Linux
に統一- i3のスクリーンショットを追加
- ドキュメントの英文法を修正(Thanks @yuuki76)
fullbuild.sh
で終了コードの判定を追加
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございました。これからもAlter Linuxをよろしくおねがいします。
本当は9月30日リリース予定だったんだけどねぇ…直前になってバグが見つかって遅れてしまった。
ハヤオは疲れたので寝ます。おやすみ。
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