こんにちは、山田ハヤオです。題名のとおりです。
「おとなしくCalamaresを使え」という罵声は聞こえないふりをします。
まぁ言っちゃえばアホです。バカなのは理解してます。
一瞬だけQiitaにこの内容を投稿したんですが誰も見てないですよね()
前書きと前提
Arch Linux構築の基礎は理解してる前提で話を進めていきます。
今回はAlter Linux x86_64 Xfce-JPをArch Linuxから手動でインストールします。
BIOS+MBR+64bitの環境で行います。シングルブートです。
インストールディスクの作成・起動
Arch Linuxの起動ディスクを作成して下さい。(これがこの記事の趣旨です)
まぁどうせ後からAlter Linuxのディスクをダウンロードするんですけどね()
USBに焼き終わったらUSBからブートしてください。
インストール作業
面倒なので以下のことは割愛します。
わからない人は適当にArchのインストール工程を参照して下さい。
Archのインストール工程はこちらにまとまっていますのでぜひ()
- キーボードレイアウトの設定
- インターネット接続
- 時間設定
- パーティショニング
- マウント
今回はインストール先を/dev/sda1
でスワップは/dev/sda2
でいきます。
マウント
mkdir -p /mnt/install_disk mount /dev/sda1 /mnt/install_disk
Arch Linuxのリポジトリサーバーを設定
sed -i s/#Server/Server/g /etc/pacman.d/mirrorlist pacman -Syy
今回はpacman
は数個のパッケージしか入れないので適当なミラーで大丈夫です。
ベースシステムのインストール
普通はここでpacstrap
をするのでしょうが。面倒なのでやりません。
マウントしたディスクにAlter Linuxをダウンロードしてrootfsを取り出し、展開させます。
# ダウンロード curl -o "/mnt/install_disk/alterlinux.iso" "https://山d.com/storage/alter/release-candidate/20Q1.4.0-RC1/alterlinux-xfce-jp-2020.08.10-x86_64.iso" # ISOマウント用のパッケージをインストール pacman -S fuseiso # マウント mkdir -p /mnt/alterlinux/ fuseiso "/mnt/install_disk/alterlinux.iso" /mnt/alterlinux/ # rootfs展開用のパッケージをインストール pacman -S squashfs-tools # rootfsを展開 cp /mnt/alterlinux/alter/x86_64/airootfs.sfs /mnt/install_disk/ cd /mnt/install_disk unsquashfs airootfs.sfs mv squashfs-root/* ./ rm -f airootfs.sfs
unsquashfs
で時間がかかりますが気長に待ちましょう。
fstabの作成
/etc/fstabはマウントに関する設定が記述されています。
genfstab -U /mnt/install_disk >> /mnt/install_disk/etc/fstab
システムの設定
インストール完了後、chrootしてシステムに入り、設定を行っていきます。
arch-chroot /mnt/install_disk
さっきと一緒で以下のものは割愛します。
- ロケールの設定(日本語で設定してね)
- コンソールの設定(フォントとキーボードレイアウト)
- タイムゾーンとハードウェアクロックの設定
- ホスト名の設定
- rootパスワードの設定
鍵のインポート
pacman-key --init pacman-key --populate archlinux pacman-key --populate alterlinux
ライブ環境のユーザーを削除
Alter LinuxのISOにはデフォルトでalter
という名前のユーザーが作成されています。
これはCalamaresで自動で削除されますが、今回はインストーラを使用しないので手動で削除します。
userdel -r alter
ライブCD用の設定を削除する
たぶんここが一番特殊な工程です。ライブ環境用に最適化されていた設定を削除します。
この工程を実行しないとセキュリティ上大変危険です。
rm -rf /etc/skel/Desktop rm -rf /etc/skel/.config/gtk-3.0/bookmarks rm -rf /root/Desktop/calamares.desktop rm -rf /usr/share/calamares/ rm -rf /etc/polkit-1/rules.d/01-nopasswork.rules rm -rf /etc/systemd/system/getty@tty1.service.d/autologin.conf rm -rf /etc/sudoers.d/alterlive rm -rf /root/.automated_script.sh rm -rf /etc/mkinitcpio-archiso.conf rm -rf /etc/initcpio rm -rf /etc/udev/rules.d/81-dhcpcd.rules rm -rf /etc/systemd/system/{choose-mirror.service,getty@tty1.service.d} sed -i 's/Storage=volatile/#Storage=auto/' /etc/systemd/journald.conf
一般ユーザーの作成
fuga
はそれぞれのユーザ名で置き換えてください。
groupadd fuga useradd -m -g fuga -s /bin/zsh fuga passwd fuga usermod -G sudo fuga
Alter Linuxでは既にsudoの設定が済んでいるのでsudo
グループに所属させるだけで設定が完了します。
ブートローダーの設定
grub-install --target=i386-pc --recheck /dev/sda grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg
これでインストール作業は終わりです。
システムから出て再起動する
chrootから抜け出していろろなマウントを解除し、再起動して完了です。
無事にAlter Linuxが起動したらインストール完了です。
パッケージの更新
sudo pacman -Syu
最後に
今回はAlter Linuxを手動で構築してみました。ライブ環境用の特殊な設定さえ削除できてしまえば難しい部分は無いはずです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
アーキテクチャ名や一部を書き換えればそのままxfce-jp-x86_64以外にもできるはずです。
最後に私のTwitterをフォローしてくれると私が喜びます。
おまけ
一瞬だけ投稿したQiitaの記事を見たわたすけのツイートを載せておきます。
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