こんにちは、山田ハヤオです。一番得意が言語がシェルスクリプトなこともあって、Linuxのターミナルはしょっちゅう使います。
突然ですが、あなたはエイリアスを活用していますか?
エイリアスは長いコマンドを短縮できるシェルの機能です。
Lunaeさんが知らなかったのでちょっと解説をしようと思います。
エイリアスとは
SSHなどのいつも使う長いコマンドを短く短縮できる仕組みです。
よく使う例だと、 を
ll
のようにできます。
エイリアスを設定する
エイリアスを設定するにはalias
コマンドを使います。

こんな感じで本来は存在しないコマンドをエイリアスによって設定できます。
構文は以下のような感じです。
alias <短縮したコマンド名>='<本来のコマンド>'
本来のコマンドは``
で囲まれています。
設定を保存する
しかし、このエイリアス。実はターミナルを閉じると初期化されてしまいます。
なので上のエイリアスコマンドを毎回実行しないといけません。
しかしそんなのはバカらしいので、自動で実行させます。
Bashなら.bashrc
、Zshなら.zshrc
に追記しましょう。
余談
.bashrc
や.zshrc
とは何なのでしょうか?
似たようなファイルに.bash_profile
や.zprofile
があります。
これらはログイン時にのみ実行されるスクリプトです。
対してzshrc
や.bashrc
はシェルを起動するたびに実行されます。
詳細はこちらのQiitaの記事を見ると良いでしょう。
エイリアスのみファイルを別に分ける
シェルコマンドのsource
を使うと、関数や変数を別のファイルから読み込むこともできます。
このコマンド、実はエイリアスも読み込むことができるのです!
なのでこれを利用して別のファイルにエイリアスをまとめて書くことができます。
私はいつも.aliases
に書いています。
.bashrc
や.zshrc
に以下のコードを記述しましょう。
if [[ -f ~/.aliases ]]; then
source ~/.aliases
fi
これは「もし~/.aliases
が存在したら読み込む」というコードです。
これを記述したら~/.aliases
を作成しましょう。
touch ~/.aliases
そして作成したファイルにalias
コマンドを書きましょう。
これでスクリプトを汚すことなくエイリアスを自由に管理することができます。
最後に
シェルスクリプトはこういった部分以外にも様々なところに利用できます。
Windowsのbatと同等と考えたら大間違いです。
これを機にシェルスクリプトを始めてみてはいかがでしょうか?
おまけ
既にAlterLinuxでは~/.aliases
が設定され、エイリアスも設定されています。
これらを参考にするのもいいと思いますよ。
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